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サウナの事故は何が多い?消費者庁のデータでわかる、やけど・転倒・体調不良と防ぎ方
サウナで多い事故は、意外にも「やけど」と「転倒などの外傷」です。公的なデータで実態を確認し、自分で防げることを整理しました。
ご注意: サウナは体に負担がかかります。心臓・血圧・持病のある方、妊娠中の方、飲酒後・発熱時・極度の疲労時などは、利用前に医師へ相談し、無理をしないでください。この記事は一般的な情報で、医療上の助言ではありません。温度などの数値は目安で、施設により異なります。
まず結論
- 事故情報で最も多いのはやけど(31件)、次いで切り傷・擦り傷など(24件)、骨折・打撲(14件)
- この3種類で、受傷内容がわかる事故の約9割(86.3%)を占める
- 登録件数は2022年度以降に増え、40〜79歳に集中している
- 40歳以上では、外傷のほかに「めまい・意識障害」や「循環器障害」の事例も含まれる
消費者庁が公表したデータ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公表 | 2024年6月5日、消費者庁(消費者安全課) |
| データの出どころ | 事故情報データバンク(登録情報は2024年4月末日時点) |
| 登録件数 | 78件(受傷者82人) |
| 年度ごとの件数 | 2014〜2021年度は年平均およそ4件。2022年度・2023年度は各10件 |
| 発生場所 | 「入浴施設」が45人で、受傷者の半数以上 |
読むときの注意: これは消費者庁に寄せられて登録された事故の件数で、サウナ利用者全体の中での発生割合を示すものではありません。件数の増加は、利用者の増加や、報告されやすくなったことの影響も考えられ、「サウナが以前より危険になった」とは言い切れません。
どんなけがが多いか
| 受傷内容 | 件数 |
|---|---|
| やけど | 31 |
| 切り傷・擦り傷など | 24 |
| 骨折・打撲 | 14 |
受傷内容が不明の2人を除いた集計です。公表されている事例には、同じ姿勢を長く続けた、露出した電球に触れた、といった内容が含まれます。
何歳くらいの人に多いか
- 40〜59歳: 28人
- 60〜79歳: 25人
- 年齢が不明の11人を除くと、この2つの年代で全体の74.6%
40歳以上では、外傷のほかに「めまい・意識障害」や「循環器障害」も含まれると、消費者庁は説明しています。
公表されている事故の事例
- 10分間ヨガのポーズを続け、臀部にやけどを負った
- 貸切りサウナで立ち上がった際、露出した裸電球が背中に当たり、やけどを負った
- 個室サウナの床の段差でつまずいて転倒し、右肘を打撲した
- 心臓発作を起こし、3日間入院した(過去に心筋梗塞の経歴があった)
どれも特別な使い方ではなく、ふつうの利用の中で起きています。事例からは、「同じ姿勢を長く続ける」「設備の位置や段差に気づかない」「持病がある中で利用する」といった場面が見えてきます。
事故を防ぐために
消費者庁が呼びかけている注意点は、次のとおりです。
- 施設に掲示された入浴上の注意事項を確認し、正しく利用する
- サウナ室内でのやけどに注意する
- サウナ室の出入りで急な動作をしない
- 温度に体を慣らす(いきなり長く入らない)
- 自分の体調を踏まえて、無理のない利用を心掛ける
- 体調に異変を感じたら、すぐに周囲の人や施設の従業員に知らせる
この記事の補足として、次の点も心がけると防ぎやすくなります。
- 同じ姿勢で長く座り続けず、座面や壁、金属部分に肌が直接触れ続けないようにする(タオルやマットを使う)
- 貸切・個室では、ヒーターや照明などの位置を、入る前に確認する
- 床が濡れている場所では、歩幅を小さくする
- めまいや気分の悪さを感じたら、「あと少し」と思わず、すぐに出る
- 持病がある人、過去に心臓や血圧で指摘を受けたことがある人は、利用前に医師へ相談する
よくある質問
サウナは危険なのでしょうか?
この数字は、登録された事故の件数で、利用者全体の中での割合ではありません。多くの人が事故なく楽しんでいますが、やけど・転倒・体調不良は実際に起きています。体調に合わせて無理せず利用することが、消費者庁も呼びかけている基本です。
やけどを防ぐには、どうすればよいですか?
座面や熱源、金属部分に長く触れないこと、同じ姿勢を続けないこと、熱さを感じたら早めに出ることが基本です。貸切では、設備の位置を入る前に確認してください。
具合が悪くなったら、どうすればよいですか?
我慢せず、すぐにサウナ室を出て、近くの人や従業員に知らせてください。具体的な手順は気分が悪くなったときの対処にまとめています。意識がもうろうとする、胸の痛みが続くなどの場合は、119番に連絡してください。
参考・出典
- 消費者庁「サウナ浴での事故に注意 ― 体調に合わせて無理せず安全に ―」(2024年6月5日公表。事故情報データバンクの登録情報、2024年4月末日時点)
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